Pascal日和 ホームページの「環境設定」メニューに「GNU Pascal コンパイラの設定」ページを追加しました。
コンパイラのインストール・設定から実際のコンパイルの実施まで説明しています。
本サイトでは、GNU Pascalを国際標準規格のISO Pascal(標準Pascal/拡張Pascal)のコンパイラとして使用します。GNU Pascal自体はISO規格以外の拡張機能も持ちますが、ここでは触れません。より実用的なPascal処理系は後日 Free Pascal(Lazarus) を紹介したいと思います。
この設定ができると、標準Pascal準拠の書籍やテキストのプログラムをコンパイルすることができるようになります。
これまで書籍などで見てきたPascalはISO 標準 Pascal準拠のもので、分割コンパイルなどはできない教育向けの色合いが強いものですが、ISO 拡張 Pascalでは、モジュールプログラミングが導入されたり、より拡張された機能が国際標準規格として整備されています。情報工学や応用数学などの研究でも利用価値はあるのではないでしょうか。
また、ISO 拡張 Pascalのモジュール構造は、DelphiやFree Pascal(Lazarus)などのUnitとはまた違う構造になっています。Unitの他、Modula-2のMODULEやAdaのPackageなど、いろいろ考察するとおもしろいと思います。