Modula-2」カテゴリーアーカイブ

XDS Modula-2 2.51 インストール時の注意事項

ADW Mudula-2 がしばらく待たされそうなので、XDS Modula-2 をインストールする場合、以下の点に注意して下さい。Windows版の話です。
Version 2.51 のインストールの途中で以下の画面が現れます。「Personal」がログインユーザのみで「Common」が全ユーザというお決まりの選択です。ここで「Common」を選択すると、システムのPATHの設定が「C:\XDS\BIN」で上書きされ、「C:\XDS\BIN」だけになってしまいます。ユーザのPATH設定は変りませんが、これまでのシステムのPATHが丸ごと消えることになるので、ここでは「Personal」を選んで下さい。その場合は、ユーザの環境変数の末尾に「C:\XDS\BIN」が追加され、既存の設定は消えません。
「Common」にしたい場合は、事前にシステムの環境変数の設定値をテキストファイルなどに保存しておいて事後にそれから設定を復元して下さい。

万が一、システムの環境変数を書き換えられて事前の保存もしていなかった場合は、[システムのプロパティ]-[システムの保護]の[システムの復元]で、直近の復元ポイントに戻すとPATHもその時点に復元されます。ただし、復元ポイント以降のインストールや設定は無効になります。

また、XDS Modula-2 2.6 Beta の場合は上記の画面は出ません。インストールすると「C:\XDS\bin;」がシステムの環境変数の先頭に挿入されます。既存の設定が消されることはありません。

でも、環境変数の状態は何かインストールする場合の前後で保存しておくのが賢明です。

 

Modula-2 R10 (その2)

サイトはこちらです。 https://bitbucket.org/trijezdci/m2r10/overview
上記サイトのダウンロードページをみると、つい先ほど情報が更新(アップロード)されたようです。

まだリファレンスコンパイラもできていないので、もっと先の話になるでしょうが、コンパイラ処理系の実装がどうなるか気になります。どこがどういうものをだすか。

 

Modula-2 R10

Modula-2 R10 (Modula-2 Revision 2010)の開発が進行しています。
2010年から進められていて、今年2014年、言語報告書(The language report)が本の形で公開される予定のようです。主なデザイン目標は、領域特定のスーパーセットのためのコア言語として、型の安全性、最大限の可読性、および一貫性と適合性です。AdaやOberonから若干の構想も取り入れられるとか。
Modula-2 R10 のリファレンスコンパイラの開発も2010年から進められてきて、現在はデザイン確定を待って中断しており、今年再開されるようです。まだ明確なスケジュールも決まっていないようです。

ADW Modula-2 や XDS Modula-2 の新しいリリースの提供も止まっているようですが、Modula-2 R10 を視野に入れているのでしょうか?

ホームページに「エディタ設定(PSPad)」ページを追加しました。

Pascal日和 ホームページの「環境設定」メニューに「エディタ設定(PSPad)」ページを追加しました。
PSPadのインストールと、Object Pascal(Free Pascal/Lazarus)、ISO Pascal、ADW Modula-2、GNAT(Ada)のための設定手順を載せました。ダウンロード1ページのPSPad用の設定ファイルを使用します。

エディタは、それぞれ好みやこだわりがあると思いますが、フリーなので試してみてください。

テキストエディタ「PSPad」用の設定ファイルをアップしました。

「ダウンロード1」ページで、テキストエディタ「PSPad」の書式設定ファイル(構文色分け)をアップしました。
メニューの「ダウンロード1」を選択すると開きます。
PSPadは海外(チェコ)のフリーのテキストエディタで、プログラム言語用の書式設定ファイルを自作できる機能を持っているので、ISO Pascal、ADW Modula-2、GNAT(Ada)の書式設定ファイルを作成してみました。
メニューなど日本語にも対応しています。
キーワード指定に正規表現が指定できないので、数値表現のバリエーションに対応できない部分があります。GNAT(Ada)については、'”‘、”’を使用したときも正しく表示できませんが、変数’属性は正しく表示できるのでGNAT(Ada)も対応しました。

ADW Modula-2 の 「M2」コンパイラ?

ADW Modula-2 サイトに「The M2 compiler has temporarily been removed. Shortly a new version of the M2 compiler will be available.」(M2コンパイラは一時的に取り除かれました。 まもなくM2コンパイラの新しいバージョンが利用可能になります。)という一文が追加されました。
現在は、m2eというGUIのIDEでプロジェクトを設定してビルドする仕組みですが、もし、M2がコマンドラインコンパイラであれば、便利になると思います。期待。

gPad用の書式設定ファイルを更新しました。

テキストエディタ gPad が Version 2.1.0 にアップデートされ、文字列中のエスケープ文字の認識を無効化できるようになりました。Pascal, Modula-2, Ada の文字列中にはエスケープ文字はありません。
「ダウンロード1」ページに公開している gPad 用の書式設定ファイルをすべて gPad Version 2.1.0 対応に更新しました。 設定ファイルのバージョンは、すべて 1.3 に統一しましした。
gPad Version 2.1.0 では、書式設定の更新に不具合があるため、新しい設定を適用する前に、旧設定をエントリごと削除して、gPadを再起動してください。それから新しい設定をインポートすると不具合を回避できます。gPad の次のリリースでは改善されるようです。

ADW Modula-2 Version 2.74 – August 2, 2013 リリース

ADW Modula-2 の最新版 Version 2.74 がリリースされました。
Pascal日和ホームページ の「ADW Modula-2 コンパイラの設定」ページも Version 2.74 用に修正しました。ダウンロードするファイルが違うだけで、インストール手順自体は変わりません。

IMPLEMENTATION … の日本語表現について。

Pascal日和 ホームページで、Pascalの「実装部」、Modula-2の「実装モジュール」という表現をそれぞれ「実現部」と「実現モジュール」にしました。「Modula-2プログラミング[改訂第3版]」の表現にあわせました。

「ADW Modula-2 コンパイラ」ページに「Hello, world.(その2)」と「コマンドラインでのビルド方法」を追加しました。

Pascal日和 ホームページの「ADW Modula-2 コンパイラ」ページに「Hello, world.(その2)」と「コマンドラインでのビルド方法」を追加しました。
Hello, World.(その2)は、メインモジュールと外部モジュールの構成例です。
ADW Modula-2はIDEのGUIでプロジェクトを作成し、ビルドしますが、作成されたプロジェクトをコマンドラインでビルドする方法も追加しました。
ADW Modula-2のスクリプト機能を使うとコマンドラインでいろいろできます。プロジェクトの作成もできます。でも、プロジェクトの作成はIDEのGUIで作成し、プログラムソースは自分の慣れたエディタで編集し、ビルドはコマンドラインで行うのが効率的だと思います。