ADW Mudula-2 がしばらく待たされそうなので、XDS Modula-2 をインストールする場合、以下の点に注意して下さい。Windows版の話です。
Version 2.51 のインストールの途中で以下の画面が現れます。「Personal」がログインユーザのみで「Common」が全ユーザというお決まりの選択です。ここで「Common」を選択すると、システムのPATHの設定が「C:\XDS\BIN」で上書きされ、「C:\XDS\BIN」だけになってしまいます。ユーザのPATH設定は変りませんが、これまでのシステムのPATHが丸ごと消えることになるので、ここでは「Personal」を選んで下さい。その場合は、ユーザの環境変数の末尾に「C:\XDS\BIN」が追加され、既存の設定は消えません。
「Common」にしたい場合は、事前にシステムの環境変数の設定値をテキストファイルなどに保存しておいて事後にそれから設定を復元して下さい。
万が一、システムの環境変数を書き換えられて事前の保存もしていなかった場合は、[システムのプロパティ]-[システムの保護]の[システムの復元]で、直近の復元ポイントに戻すとPATHもその時点に復元されます。ただし、復元ポイント以降のインストールや設定は無効になります。
また、XDS Modula-2 2.6 Beta の場合は上記の画面は出ません。インストールすると「C:\XDS\bin;」がシステムの環境変数の先頭に挿入されます。既存の設定が消されることはありません。
でも、環境変数の状態は何かインストールする場合の前後で保存しておくのが賢明です。