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Lazarusパッケージインストール1



Lazarus のパッケージインストール(その1)




 事前に、「Lazarus の設定」ページを参照してください。




 Lazarus をインストールすると基本的なパッケージがインストールされています。
 パッケージとはユニットやコンポーネントなどを納めたライブラリです。パッケージを Lazarus IDE にインストールすることにより、Lazarus IDE でプログラムの作成時に容易に利用できたり、ビジュアルにデザインしたりすることができます。

 Lazarus には、標準でインストールされているものの他に、ソースコードで提供されているパッケージも多く存在します。これらを追加でインストールすることにより、プロジェクトで利用できるライブラリが増えたり、Lazarus IDE の機能自体を強化したりすることができます。

 パッケージのインストールにより、メインウインドウのコンポーネントパレットが増えたり、Lazarus IDE のメニューが増えたり、メニューの[ファイル(F)]-[新規...]で選択できるテンプレートが増えたりします。
 複数人でプロジェクトを共有する場合は、各々の Lazarus のバージョンとインストールするパッケージをそろえる必要があります。

インストールは任意です。自分で必要なものをインストールして下さい。
ただし、うまくマインストールできないものや、Lazarus IDE の挙動が変ってしまうものもあるので注意して下さい。
本ページでは私がインストールしたものを参考までに示しています。これらについてはうまくインストールできると思います。


 インストール/アンインストール可能なパッケージは、メニューの[パッケージ(c)]-[パッケージをインストールもしくはアンインストール..]で表示します。




 左の[インストール]の一覧は、インストール済みのパッケージです。
 右の[インストール可能]の一覧が、追加でインストール可能なパッケージです。




選択したパッケージのインストールがエラーとなり、処理を進めることができなくなった場合は、パッケージのアンインストールを行って元に戻す必要があります。
パッケージ間の依存関係などによりアンインストールもできない場合もあります。
そのため、事前に Lazarus のインストールフォルダをバックアップし、パッケージのインストールに失敗した場合は同じ場所にリストアすると確実です。
[Lazarus の設定]の手順で Lazarus をインストールした場合は、「C:\lazarus1.8\conf64」と「C:\lazarus1.8\prog64」(32bit版の場合「C:\lazarus1.8\prog32」と「C:\lazarus1.8\conf32」)をバックアップ/リストアの対象とします。




パッケージのインストール方法


 [インストール可能]一覧でインストールしたいパッケージを選択します。Ctrlキーを押しながら複数選択も可能です。
 [選択対象をインストール]をクリックすると選択したパッケージが[インストール]一覧に移動します。まだインストールはされません。




 選択したパッケージが[インストール]一覧に移動したことを確認したら、[保存してIDEを再構築]をクリックします。




 新しいパッケージの確認画面が出るので、内容を確認し[継続]をクリックします。
 パッケージをコンパイルし、Lazarus IDE を再構築(ビルド)して Lazarus IDE に組み込みます。
 ビジュアルコンポーネントを含まず、ユニットだけのパッケージでは、コンパイルのみで Lazarus IDE の再構築は行わない場合もあります。




 [メッセージ]ウインドウにパッケージのコンパイルと Lazarus IDE の再構築の処理メッセージが表示され、成功すると Lazarus IDE が再起動します。




 もし、 Lazarus IDE が終了した後、再起動しない場合は手動で起動して下さい。



インストールするパッケージの例


 以下の表は、インストール可能パッケージの一覧です(Lazarus 1.8.2の例)。
 私は、「●」印のものをインストールしてみました。不要なものはインストールする必要はありません。
 その他のものも必要によりトライしてみて下さい。

インストール
パッケージ
備考
 aarrebase 0.0

 anchordockingdsgn 0.5
 appforms 1.0

 cocoa_pkg 0.0

 cody 1.1
 customdrawn 0.0

 demoidehelp 0.0

 designbaseclassdemopkg 0.0

 educationlaz-1.0.1

 exploreidemenu 0.0

 favorites 0.1.1

 filefindlaz 1.0.2
 fpdebug 0.0

 fppkgpackagemanager 0.1

 gdbmitestutils 0.1
 h2paswizard0.0
 idefilebrowser 0.2
 ideinspector 0.1
 idelazlogger l.0
 imagesforlasarus 1.0.1

 jumptoimplementation 0.0
 LazActiveX 0.1
 lazc 0.1
 lazcustforms 1.0
 lazdaemon 0.9.9
 lazdatadict 0.0
 lazdbexport 1.0

 lazdebuggerfp 0.0

 lazdebuggerfpdserver 0.1

 lazdebuggerfpgdbmi 0.1

 lazgoogleapis 1.0
 lazmrumenu 1.0
 lazopenglcontext 0.0.1

 lazparadox 0.0  32bit版のみ可。
 lazplotfunction 0.0.1

 lazprojectgroups 0.2
 lazreport 0.9.9

 lazreportpdfexport 0.9
 lazsvnpkg 0.0.1
 lazthread 0.0

 lazvlc 1.0
 lazwebextra 0.9
 lazwiki 1.0.1
 lhelpcontrolpkg 0.2

 lrcairoexport 0.9

 lrmailexport 0.0

 lrspreadsheetexport 0.9

 lr_add_functon 1.0

 lrcoderepoort_pkg 1.0

 lrdialogdesign 0.3.1

 lr_extexp 0.0

 lr_officeimport 0.0

 lr_pdfexport 0.9

 lr_sqldb 0.2.2

 lr_tdbf 0.1.1

 lr_zeosdb 0.2.2

 macosfiles 0.0
 messagecomposerpkg 0.0
 multithreadprocslaz 1.2.1

 notlcldesigner 0.0
 onlinepackagemanager 1.0  パッケージインストール(その2)に必要。

 packagetabs 0.1.1
 pochecker 1.0

 quickfixexample 0.0
 rx 1.0

 sparta_dockedformeditor 0.0

 sparta_mdi 0.0

 sqlite3laz 0.4  PATH上にSQLite3.dllが必要。

 sqlitelaz 0.4
 synuni 1.0
 tachartaggpas 1.0

 tachartbgra 1.0

 tachartfpvectorial 1.0
 tachartprint 1.0
 tachartwmf 0.0
 weblaz 1.0

 xmlresource 1.0



パッケージのアンインストール方法


 [インストール]一覧でアンインストールしたいパッケージを選択します。Ctrlキーを押しながら複数選択も可能です。
 [選択対象をアンインストール]をクリックすると選択したパッケージが[インストール可能]一覧に移動します。まだアンインストールはされません。




 選択したパッケージが[インストール]一覧に移動したことを確認したら、[保存してIDEを再構築]をクリックします。




 削除するパッケージの確認画面が出るので、内容を確認し[継続]をクリックします。
 Lazarus IDE を再構築(ビルド)してパッケージを Lazarus IDE から削除します。
 ビジュアルコンポーネントを含まず、ユニットだけのパッケージでは、コンパイルのみで Lazarus IDE の再構築は行わない場合もあります。




 [メッセージ]ウインドウにLazarus IDE の再構築の処理メッセージが表示され、成功すると Lazarus IDE が再起動します。




 もし、 Lazarus IDE が終了した後、再起動しない場合は手動で起動して下さい。